中国の問屋街を歩く 子供たちの役割中国の問屋街を歩く 子供たちの役割 巨大ビルの中にたくさんのお店が入っている。 モノがところ狭しと置かれ、10代のお姉ちゃんたちも売り子だ。 年末のせいか、小さな子供たちもいっしょにいた。 赤ん坊をかわるがわるあやしているお店もあった。 なかなか500個程度の小ロットでパッケージを製作してくれるところがない。 1万も5千も多すぎ。置き場所もないし、第一そんなに必要ない 確実に使用できそうな数だけでいいのだ。 みんな最低単位を5千だという。 これでは量的に日本と同じだ。 値段は全然違うけど。。でも送料などを入れたら、総額が変わらなくなってしまう。。 。 あきらめかけた頃、エージェントが目ざとく、とあるショップの中へさっと入っていった。 小さなショップで、そこにはおじさんと小さな子供たち3人がいた。 一番上が小学校高学年の女の子。 次が小学校低学年の男の子。 一番下が5才位の男の子だ。 子供たちはヤキソバを食べていた。 エージェントがこちらの希望を言うと、小ロットをOKしてくれ、金額を言ってきた。 うひゃ、最初からこちらの希望どおりの金額だ。 かなりぎりぎりを出してくれているのがわかったので、それ以上交渉する必要はなかった。 他のお店で何軒も回ってきているので、十分良心的な金額だとわかった。 細かいデザインや紙質、色を合わせていく。 中国のショップには完全な見本というものがない。 色見本さえ適当に置いてあるものから近い色をいう。 こんなところにいるけれど、このおじさん、随分知的な目の光をしている。 誠実な目だ。大丈夫。こちらの意図がきちんと把握できているようだ。 なんか安心できる人だった。 落ち着いたゴールドカラー厚紙に、こちらの持って行ったデザインで印刷してもらって、フォールディングパッケージを作るのだ。 初めての製作品だ。小ロットでお試し。なんかうれしいな。 頭金として総額の3割を置いていく。あとはできあがった時に、エージェントを通して支払う。 なんと驚いたことに私のロゴデザインを渡すとすぐにその場で、スキャンし、小学生の長女がパソに取り込み、大きさをパッケージのサイズに合わせていた。 これをそのまま版下に使えば、版下料もかからない。 それで、日本円にして1色あたり1.5万円の版下料金が含まれてなかったわけだ。 1週間ほどでできあがった。迅速だ。 しかし発送方法を探しまくって、やりとりしているうちに1ヶ月もたってしまった。 船便が予想以上に高すぎ。 結局、とりあえず半分の250個を、他のグッズといっしょにEMSで送ってもらうことにした。 残りは広いエージェントのアパートに置かせてもらって、半年後位にまた他のものといっしょにEMSで送ってもらうことにした。感謝感謝。 送ってきたパッケージは、すてきなほぼ思い通りの色だった。 私は色にこだわるから。うれしい!! ショップのおじさんありがとう!!次もおじさんに頼むからね!! 印刷、パッケージ共に90点、合格だ。。 送料をかけても、1枚あたり日本で製作する金額の半分でできた。 さらになんといっても、小ロットだったので、総額が1/10ほどでできたということが大きい。 例えば日本で最低単位の生産で30万円かかるところなら、中国の小ロット生産で、4万円ほどでできるということだ。ただし、同じ量なら、ほとんど変わらなくなってしまう。 小さなショップでリスクを最小限に考えなきゃいけない私としては、初仕事は成功! 信用できる中国人達ばかりに出会えたこともラッキーだった。 一度もだまされることなくね。 今回の中国では、随分魂のレベルが高くなっている人たちをみかけた。 足裏マッサージのお姉さんにもりっぱな人がいた。 日本人とあまり変わらない雰囲気を持っている人たちもいた。 中国の精神も変わってきたんだなあ。と思う。 ジャンル別一覧
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